寝違え
朝、目が覚めて起き上がろうとしたら、首に激痛が走り、顔を動かすことが出来なくなり、ロボットのような動きになってしまう。特に運動時の痛みを感じることがあります。このような首の痛みを「寝違え」、「寝違い」と言います。
私達は普段寝ている時、首や背中などの筋肉に不自然な力が加わり続けることによって、頸部に違和感を覚えた場合には、眼がさめたり、無意識のうちに首の姿勢を変えます。
しかし、疲労や睡眠不足あるいは泥酔状態で眠ってしまうと、これらの反応がなくなり、不自然な姿勢で寝続けてしまうことがあります。
睡眠時の姿勢が問題で、首の関節や筋肉にかかっていた負担が原因の場合に寝違いが生じると考えられています。
長時間の不自然な姿勢以外にも、寝違いには、睡眠中の体の冷え、疲労・過労、頸部や肩甲骨を動かした時に起こる頸部の捻挫、頸椎の老化による場合、炎症性の疼痛(扁桃(へんとう)などの鼻やのどの病気)による場合があります。
寝違いの主な症状は、
朝起きたら、首が痛くて 動かない。
首が痛くて、首を左右に回せない。
上を向くのが辛い。
首をまわす角度が大きくなるほど、徐々に首の痛みが増す。
横を向く時には、ロボットのように体ごと回してしまう。
腕がだるい、腕にしびれがある(特に前腕部分)。
寝違いの注意点は
自分で直接患部にマッサージしない。
無理に首を回さない。
首が炎症を起こしている状態なので、決して無理に首を回したりしてはいけない。
早急に治療を受ける。
パンダでの治療は、熱感がある場合はまず寒冷を使い冷やします。
疼痛の軽減のために特殊電気治療、筋肉の緊張緩和に鍼灸治療などを行っていきます。