アミノ酸の種類と役割について
2020/12/01
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こんにちは! 今日は、非必須アミノ酸についてお話ししたいと思います! たんぱく質を構成しているアミノ酸20種のうち11種類が非必須アミノ酸となります。 非必須アミノ酸は、必須アミノ酸と違い体内で合成できるため必ずしもそれ自体を摂取する必要はありません。 体内で重要な役割を果たしているものも多く、場合によっては量が不十分なこともあります。 その11種類の非必須アミノ酸について説明していきます。 ・アルギニン・・成長期にその合成能力が足りないため小児では必須アミノ酸となっています。 また成長ホルモン、インスリンやグルカゴンの分泌促進に関わります。 ・グルタミン・・グルタミン酸とアンモニアから作られる非必須アミノ酸です。 ストレスなどで足りなくなる場合もあり準必須アミノ酸と言われます。 血漿中にもっとも多いアミノ酸です。 ・グリシン・・コラーゲンの33%を占める非必須アミノ酸です。 甘味のあるアミノ酸で体内ではセリンやスレオニンから作られます。 睡眠の質をよくするとも言われています。 ・アラニン・・ほとんど全てのたんぱく質に広く存在している非必須アミノ酸です。 グルタミン酸とピルビン酸から作られます。 アミノ酸の中で1番グルコースにかわりやすいと言われています。 ・セリン・・セリンは体内でグリシンやグルタミンなどから作られる非必須アミノ酸です。 たんぱく質分解酵素など多くの酵素の重要な部分に存在します。 ・チロシン・・ドーパミン、ノルアドレナリン、甲状腺ホルモンなどの原料になります。 非必須アミノ酸ですがチロシンを直接摂ることは必須アミノ酸であるフェニルアラニンの節約になります。 ・システイン・・身体の中のたんぱく質は立体の形をしていることが重要な意味を持ちますがその立体構造を保つのに大切な役割をしているのがシステインです。 ・アスパラギン・・アスパラギンの一部は水と仲のいい部分を持っていて(極性がある)、たんぱく質の表面にあって水や他の極性のあるアミノ酸とくっつく性質があります。 ・プロリン・・本来イミノ酸ですがアミノ酸の名前で呼ばれている非必須アミノ酸です。 体内ではグルタミン酸などから作られます。 プロリンはコラーゲンの材料となり強いコラーゲン合成に役立っています。 ・アスパラギン酸・・身体の中に存在する割合としては少ないですが、たんぱく質の親水性のかたまり部分などで重要な役割を担っている非必須アミノ酸です。 ・グルタミン酸・・たんぱく質を作るアミノ酸として広く存在します。 アスパラギン酸とともにたんぱく質の親水性のかたまりの部分で重要な役割を果たしています。 今回は非必須アミノ酸についてのお話しでした。
次回もお楽しみに!!